イタリアでもそれなりに安く、自分のスマートフォンでネットができます。 1ヶ月以内の滞在なら、€20~€30 (3,000円~4,500円くらい)でそこそこ普通にインターネットできます。 2014年11月にイタリアのローマに行ってきましたので、その時点の様子をリポートしてみます。

海外でインターネットする方法

海外でインターネットする方法について、海外プリペイドSIM導入マニュアル~「シンガポール 2014年」編の記事にその概要が書いてあります。あまり基礎知識のない方はまずそちらをご覧ください。

めんどくさい方のために要約すると、

手間がかからないのはローミング、だけど高いよ
モバイルルータを借りて行くともう少し安くはなるよ
現地でSIMを買うのが最も安くて使い勝手がいいよ

というお話です。

SIMロックを解除しておく

現地のSIMを挿して自分のスマホをそのまま使うには、SIMロックというものを解除しておく必要があります。

一番確実なのは、SIMフリーのスマホを手に入れちゃう。
この辺についても、海外プリペイドSIM導入マニュアル~「シンガポール 2014年」編の記事に書いてありますので見てみて下さい。

イタリアの通信会社

日本同様、通信会社がいくつかあります。

今回試したのは、TIM、vodafone、WIND の3つになります。

SIMの入手 - WIND編

まずWINDのSIMについて、これはイタリアのプリペイドSIMカード(WIND)を手にいれましたの記事に書きましたが、イタリアの友人に頼んで手に入れました。なので購入記は書けないのですが、通話が安くなるオプションと2Gbyteのインターネット通信がついてるやつで€25。

SIMの入手 - vodafone編

vodafoneのSIMはTermini(テルミニ)駅にあるショップで購入しました。
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こういうショップ。Termini駅の1階にあります。
別の記事に書いた内容とかぶりますが、おっさん1人と女の子1人、2人の店員がいました。
私が対応してもらったのは女の子の方ですが、イタリア語なまりの英語をすらすらしゃべる子でした。

プリペイドSIMが欲しい旨伝えると、「All Inclusive」というプランがある(しかない)と。 無料通話(200分くらいと言っていたと思う)、無料SMS(300回か500回か)、1Gbyte のインターネット通信が1ヶ月使用可能、と。これで€35だ、と。

もっとシンプルな安いプランはないか聞きましたが、プリペイドだとこれしかない、と。

まぁ、これしかないのならしょーがない、通信会社による繋がり具合とかの比較もしたかったので、ここで1枚購入。

ところで、ネットでいろいろ調べてみると、イタリアのvodafoneのプリペイドSIMでは「Smart Passport」というプランがあって、ヨーロッパのイタリア以外の国でもローミングで安く使える、ということをいろんな人が書いています。店員にこの Smart Passport について聞いてみたところ、月額契約タイプのSIMでしかそれは使えない、と言われました。その辺、変わっちゃったのかな。

SIMの入手 - TIM編

これもvodafone同様、Termini(テルミニ)駅にあるショップで購入。
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こういうショップ。Termini駅の2階にあります。
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このお店ではまず、入口を入ってすぐ左にある整理券マシーンをタッチして、チケットを取ります。
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ピンぼけしちゃってますが、こういうチケットです。

順番が来ると番号が表示されますので、カウンターへ向かいます。
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TIMではvodafoneと違って、こんな「TOURIST PACKAGE」なんてプリントを用意してありまして、わかりやすーい。

やたらと電話をかける場合には上から3番目の「TIM WELCOME」が良さそうですが、我々はおそらく電話は使わず、家族間でしゃべりたければLINEでもViberでも、スマホのアプリで済むわけで、上から2番目の「2GB internet in LTE」を選択。

ちなみに、1番上が電話&SMSのみで€11、2番目がインターネット2Gで€21という書き方をしてあったのでこのプランだと通話はできないのかと誤解したのですが、通話に割引プランが適用されないだけで、普通に通話もできました。

SIMカード達

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これが予めイタリアの友人に買ってもらっておいたWINDのSIM。
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これがTermini駅のショップで自分で買ったTIMとvodafoneのSIM。ちなみにこの写真、レシートとSIMが逆になってます。左上のレシートはvodafoneのレシートで、右上のレシートがTIMのレシート。 

PINコードとPUKコード

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どの通信会社のもそうだったのですが、カードの裏面にPINコードとPUKコードが書いてあります。
これ、結構大切なので、すぐに捨てずに持っておいた方が良いです。

SIMを差し替えてスマホの電源を入れると、このPINコードを入力しろ、という画面になります。
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こんな画面ね。4桁の数字なんで、暗記しちゃう人はそれでいいのですが、このPINコードの入力を3回間違えると、そのロックを解除するために今度はPUKコードの入力が必要になるそうです。

最初に設定して安心して、使ってるうちになんか具合悪くなってスマホを再起動した場合など、PINコードの入力が必要になって焦るかもしれません。なのでこの2つのコード、イタリアを発つまではなんらかの形で大事に保管しておきましょう。

2~3時間くらいしてから使ってね~

vodafoneのSIMを買った時もTIMのSIMを買った時も、「2~3時間くらいしてから使ってね~」的なことを言われました。いろんな人が同様のことをブログに書いているようですが、アクティベート処理をしてくれても即時反映はされないんですね、きっと。

ほんとに買ってすぐにはダメなのか試さなかったのでわかりませんが、そう言うんですからきっとダメなんでしょう。「やばい!つながらない!」と無駄にテンパらないためにも、言われた通り2~3時間待ってから設定を開始しましょう。 

インターネット接続のための設定

スマホにSIMを挿して電源を入れれば、通話・SMSはすぐに使えるようになります。
インターネット接続については、APNの設定が必要です。

機種によってメニューの項目名が微妙に違うかもですが、メニュー→設定→無線とネットワーク→モバイルネットワーク みたいな感じで進むと、「APN」とか「アクセスポイント」という設定項目があると思います。


使っているスマホにもよりますが、運がいいと(?)、SIMから自動でAPNの情報が取得され、一覧に表示されます。私の使っている Nexus 5 はSIMフリー端末ということもあり、自動で表示されました。
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左からWIND、vodafone、TIM のSIMをそれぞれ挿した場合ですね。
その場合は単にそれを選択すればOK。
 

運が悪いと、自動で一覧には表示されません。その場合は、新たなAPNを作成します。適当な名前で新規作成し、それのAPNに通信会社毎に決められたAPN名を設定すればOKです。

今回私が試したWIND、vodafone、TIMではそれぞれ以下のようになります。

通信会社APN名
WINDinternet.wind
vodafonemobile.vodafone.it
TIMwap.tim.it

たぶん、このAPN名はそうそう変わらないとは思いますが、自動で取得できない場合に備え、念のため店員に聞いておいた方が安全です。 

どれくらい使えたか

ローマ6泊の旅行でしたが、常にローマ中心部で行動していたこともあり、外では通信状況は完璧です。

ただ、ローマは建物が石造りのせいか、屋内に入ると繋がりにくかったりします。ホテルの部屋では、TIMはぎりぎり通信可能でしたが、vodafoneとWINDはほぼ通信不可でした。 

テザリングについて

スマホをルータにしてPCからインターネット接続する「テザリング」、これも問題なくできました。私のスマホには基本TIMのものを挿して使ってましたのでvodafoneとWINDについては実験はしていませんが、できない理由はないと思います。

ちなみにこのテザリング、SIMがどーとかというよりも、私のスマホがSIMフリーのNexus 5だから、というのが可能だった理由の大きな部分を占めています。docomo のスマホのSIMロックを解除したものでは、仕組み上テザリングはできませんので誤解のなきよう! 

また行くとしたらどのSIMを使う?

料金プランに大きな変更がなければ、間違いなくTIMを使います。

今回 WIND, vodafone, TIM を試して、一番安かったのがTIMの€20。そして屋内で一番入りやすかったのがこのTIMという印象なので、次回ローマを訪れる際には、一家3人共TIMのこのプランにすると思います。